中国語話せたら、ぶっちぎるぜ!

白帝城
三国志の蜀の皇帝劉備が亡くなったと言われるところである。
私は、宜昌から長江で船に乗船し、白帝城へ向かった。
夜の搭乗で、ぼろぼろの船に乗った。
私の乗った船は、いかにも貧乏そうなおっちゃんしか乗っていない船で
一般家庭用浴室のような狭い一室で9人用ベッドがあり
ずっと洗っていないようなベットリした布団と毛布や枕がある
不衛生きわまりない船であった。
ちなみに、宜昌からは、ピンからキリまで様々な船が出ているので
旅行社などで相談してみても良いと思う。
あまりにボロい船は運賃は安いが
沈没しないともかぎらないので注意したい。
到着して外に出ると、砂浜が広がる浜辺で、
上のほうに登って行くと、文化的で中国チックな
町並みが広がっており、趣あるたたずまいであった。
しかし、その街を抜けると埃っぽい道で
これもいかにも中国らしいボロいマイクロバスが行き来しており
私もそのバスに乗って白帝城に向かった。
その景色は、美しく日本では決して見られないような景色で
絶景である。これは、表現しようがないが、
あまり木が生えていない剥き出しの土壌である。
バスを下車すると、歩いて白帝城まで登っていく。
この城は、それこそ山のてっぺんにある。
こんなところに城を作って何の意味があるのだろうと思わないでもない。
白帝城から見た、山々の景色は、えもいわれぬ美しさで
私が今まで見たこともないような光景であった。
アクセスは大変であるが、訪れる価値の十分にあるところである。

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